飲み会の断り方についてですが、たまに「俺は会社の飲み会参加率10%以下やで!すごいやろ!」みたいな自慢感覚で話す方がいますが、別にすごくもなんともないです。そして、断った理由が上司や同僚とのコミュニケーションが面倒すぎ!などと表現されますが、組織としてそういう感覚で仕事されるのは周りに迷惑です。
インターネットが普及して、アフィリエイトやブログで副業収入が稼げるようになり、独立する人が多くなっているので、会社の人間と一緒の行動をすることが無駄だ!と決めつける人も少なくないでしょう。いわゆる昭和的な飲み方というのは淘汰されつつあることは事実です。
ですが、会社という組織で働いている以上、コミュニケーションというものを取らないならば間違いなく仕事に影響しますし、相手が思っていること、考えていることをしっかり受け止められる環境にしようという努力が感じられません。これでは周りが迷惑と思うだけです。
これは決して、飲み会に行かないことが悪いという話ではありません。
飲み会には心底行きたくないから断る。ただ、日中の業務ではしっかりとしたコミュニケーションをとる。のであれば、全く問題ないと思います。(現に私も大人数は苦手。仕事としてやりきりますが。)
なので、この記事ではあくまで穏便に断ることを目的として内容を構成しています。
もし、誘われなくなりたいのであれば、

今日、呑みに行くぞ!

はあ?勝手に決めてんじゃねえよ!誰がお前と呑みに行くか!
と、一発かまして終了です。
そうではなくて、本当に困った状況になったらどうすればいいか?というヒントをご提案させていただこうと考えています。尚、今回のターゲットは新入社員〜5年目くらいの世代を対象としています。
5つのキーワードを活用しよう
「家族」というキーワードの活用
②妹の誕生日を祝ってあげたくて・・・。
③おじいちゃんの介護が・・・。
④息子を風呂に入れないと・・・。
⑤家族でドミノ・ピザ食べるんで・・・。
家族との約束があるという理由はかなり有効な手段です。
ポイントは、できるだけ明確な状況を伝えることです。
例えば、以下は悪い例です。

今日、呑みに行くぞ!

すみません、家族が大変な時期でして・・・。

なに!?大丈夫か?よし、俺が相談に乗ろう!

え、あ・・・。ううう・・・。
などということになりかねません。
これでは、嘘をついたのに本当に心配されて逆にこっちがツラくなります。
また、こんなのも良くないです。

今日、呑みに行くぞ!

すみません。犬の散歩当番で・・・。

なんだよ!犬なんて1日くらい散歩しなくたって大丈夫だよ!ほら、行くぞ!

え、あ・・・。ううう・・・。
犬の散歩というような、人によっては価値観が異なるような断り方をすると逆効果です。
例えば冒頭の「妹の誕生日を祝う約束をした」だった場合はさすがにこうはなりません。

なんだよ!妹の誕生日なんて来年祝えばいいんだよ!ガハハ!

え、あ・・・。ううう・・・。
そんなこと言ってしまう不憫な上司がいたら、もう不運としか言いようがありませんが、まずないでしょう。
「自己研鑽」というキーワードの活用
②このあとテニススクールを予約したので。
③異業種交流会の参加を申し込んだので。
④パソコンスキルアップの学校があるので。
⑤これからTVチャンピオン大食い決勝戦の収録があるので・・・。
自分を高める自己研鑽を理由にすることで、誠実さを伝えると同時に飲み会自体を今後も自然と断る理由になります。
ただ、あまりに連続で使用すると、めちゃくちゃスキル持ってるぜアイツ!ということになりかねませんので注意が必要です。

英会話教室頑張ってるみたいだな!来週のNY本社との会議、よろしく頼むわ!

え、あ・・・。ううう・・・。
「顧客対応」というキーワードの活用
②お客様に指名されていまして、これから来られるんです・・・。
③今日中に書類を提出していただくことになってまして・・・。
④お客様の連絡待ちの状態なんです・・・。
⑤お客様の忘れ物を明日までに届けないとなので。ええ。ブラジルまで。
顧客対応を理由にすることで、正当な不参加理由になります。ただし、飲み会自体を断ることはできますが、同時に残業が確定してしまうので帰ることはできなくなります。
ですが、顧客第一に考えているなと好印象を持たれることにはなります。
「取引先」というキーワードの活用
②取引先の担当さんが電話出ないんです。
③お酒飲んでいる状態で取引先に連絡するのは流石に気がひけるので・・・。
④取引先に約束の商品を納品しないとなので。
⑤取引先の方と禁酒の勝負をしてまして。
顧客対応と似ていますが、取引先というキーワードを取り入れることで「まだ仕事の途中である」「手が離せない」といった表現が可能になります。もちろんまだ仕事をしなければいけないわけですから誘う側としては強引に連れて行くのも気が引けます。迷惑をかける誰かがいるということが相手に伝わるように明確なシチュエーションを伝えるように心がけましょう。
「体調不良」というキーワードの活用
②風邪をひいたみたいです・・・。
③朝から歯が痛くて・・・。
④ちょっと熱があるみたいなので・・・。
⑤私、恋しちゃったのかな・・・。
最後に、自分は体調が悪いということを主張する方法です。

(今日は誘われそうだな・・・。)
と、朝から感じているのであれば日中もしっかり演技をしておくということが最大のポイントです。
使えないパターンとしてはその逆。日中元気にガンガン働いていて、
夕方飲み会に誘われたら急にズドーーーン!と体調が悪くなるというのはさすがに通らないでしょう。
飲み会を上手に断るにはそれなりに努力が必要なのです。
断る理由として適切でないモノ
・自分の仕事が終わってない
この2つを理由に飲み会を断ることはオススメしません。
理由は以下の通りです。
お金がない
この場合お金を貸すという行為や、奢ってあげるといった天啓に恵まれてしまうということです。
通常奢ってもらうなら、もうその飲み会に行っていいんじゃあないか?と思いますが。

(奢られてもいきたくないな・・・。)
そう思っている場合には、絶対言ってはいけない内容です。
速攻で詰んでしまう可能性がありますので使用はやめておきましょう。
自分の仕事が終わってない
自分の仕事が終わっていないという理由は、残業の許可を出されなかったり、
明日から定時で帰れるように工夫せよ!というような別次元の話に発展してしまうのでNGです。
通常、残業というのは上司の許可を得て行うものです。(ブラック企業は別)

今日、呑みに行くぞ!

すみません、まだ仕事が終わらなくて・・・。

ダメダメ!今日はノー残業デーなんだから、呑みに行くぞ!!

え、あ・・・。ううう・・・。
「仕事が終わらない。」
という理由だけではなく、なぜ仕事が終わらないのか?ということを明確に説明することでこれは回避できます。
上記の例のように取引先や、顧客対応といった理由を明確に伝えるべきです。(ま、嘘なんですけどね)
まとめ:曖昧に回答しない。ちゃんとした説明をする。
普通の仕事でもそうですが、なんとなくというような回答をしてしまうと、
相手に悪い印象を与えることになってしまう可能性があります。
上司の誘いを断りつつも

(あ、こいつ頑張っているんだな。誘うのはまたにしよう。)
と思われるような断り方をするべきと考えます。
これは冒頭でも申し上げた通り、コミュニケーションを大切にする。という考え方があるからです。
組織の中では当然ですが、フリーランスになったとしても人付き合いというのはほぼ必ず発生します。
人と話すのが苦手だったとしても、相手に悪い印象をわざわざ与える必要はないと思います。
なので、どうしても行きたくない飲み会に誘われたとしても、お互いのコトを思って、嘘でもいいのでしっかりと断るように心がけましょう。
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